わたしは易占をするので占いとは「卦を立てること」なわけですけども。
自分のことを占うにしても、ご依頼があってお客様のことを占うにしても、大事な前振りが必要です。
表題の「今日会社に行きたくない~」というお悩みについても、このモヤモヤを占っていく前に「儀式」が必要なんですよ。それは「問い」をきちんと立てること、です。
本日は、実際に占う前に、やっておくべき「問い」の立て方について語ります。
「問い」をきちんと整理すること
占う前に「問い」をきちんと立てること。「問い」をきちんと整理することは、ものすごく大事すぎる概念でして。
このことについては、ひとつの記事におさまらないレベルの話です。
まず大事なことを先に言うと、
要するに「モヤモヤしたままの問い」では、欲しい答えにたどり着く可能性が減るってことなんです。
人間同士で、分からないことを他人に質問する時も同じなんですが、
「今日の夜に、何食べたらいいか分からない」って聞かれても、なかなか答えるの難しいですけども、
「今日の夜に、たまご焼きを作りたいが、料理方法が分からない」って聞かれたら、どう答えたらいいか容易に推測できます。
モヤモヤした問いは、そのまま相手(占い)にぶつけるのではなくて、ちょっと整理した方がいいのです。
モヤモヤをそのまま扱った方がいい時もありますよ、ありますけど。
欲しい答えがあるのであれば、なるべくそれに「問い」を近づけておいた方が、道が分かりやすくなります。
モヤモヤを鮮明にできるのであれば、やっておくに越したことは無い、ということです。
そして、モヤモヤを鮮明にしていくにはコツがいります。
「今日、会社行きたくないなあ」という問いを分解する
例を挙げていきましょう。
例えば今日会社に行きたくないという思いがあって、そういった苦悩をなんとかしたくて、占おうとするシチュエーションを想像してみてください。
……これは実際に、今週頭のわたし自身の思いなんですけどね(笑)。
なんかとにかく辛い。会社に行きたくないと言う思いがまず、先に頭の中にある状態です。
でも行かないとまずいよねっていう状態なんですよ。こういう時にどうしたらいいんだろう? 今日はどうしたらいいんだろう? と、占いたくなるわけです。
でも、「今日会社に行きたくないです、どうしたらいいでしょう?」では、問いにならないんですね。
誰かほかの人に聞いたとしても、「行きたくないなら、休めばいいんじゃない?」で終わっちゃいますよね。
もう少し、どうしたいのかというところを詰めていく必要があります。
お役立ちワード「で? どうしたいの?」
そこで、「で? どうしたいの?」と言うワードが役に立ちます。
ちゃんとご自分の欲望を掘り返して、何を欲しているのか調べていった方がいいんですね。
この「今日会社行きたくないです、どうしたらいいでしょう?」の続きを考えるんです。
「で? どうしたいの?」もいいですし、「……からの?」もいいですね。
「 今日会社行きたくないです、どうしたらいいでしょう? ……からの?」と後ろにつけてみると、いいですよ。
んっ? ってなります。
そうか「からの?」どうしたいんだっけ、と。
聞いたら「で? どうしたいの?」と聞き返された。どう答える?
話を続けましょう
「今日会社行きたくないんだけど、どうしたらいい?」と聞いたら「で? どうしたいの?」と聞き返された 、と思ってみてほしいんですね。
どう答えます(笑)?
さっそく、わたしのパターンで説明していきましょうか。
「会社行きたくないよ~、どうしたらいい?」
↓
「そこんとこ詳しく」
↓
「仕事がAとかBとかCとか、忘れてたDとかもあって、忙しそうでめちゃ憂鬱。疲れるの嫌だよ~」
↓
「ふんふんなるほど。で、どうしたいの?」
↓
「うーん、とはいえ、やらないわけにもいかないから、人に任せるところは任せて、何とかわたし抜きで回るようにしたい。うまいこと手抜きしたい。必死にさせられたくない」
これはきちんと思考したい時に使えるテクニックでもあるんですよね。
どうしたいのかを突き詰めて考える。何を欲しているのかを自分で掘り下げていく。
さて、「手抜きしたい、うまいことこなしたい」という欲望が分かったところで占います。Twitterでつぶやきましたが、こんな感じでした。
「山風蟲」ですよ。笑ってしまいましたよ、腐ってるのか…って。
詳しい説明はまた今度にしますが、之卦が巽なので、蟲の詰まりが取れればあとはスムーズに流れていく。わたしが願ったとおりの「他の人が動き出す」状態になると見ましたので、
仕方ないなあと思い、この日はなんとかやることにしました。
占いの結果をもとに、方針をたてる
ただ、精神力が足りてないことがありましたので、方針を立てました。
無理なく攻めてみよう、ということで「ちょっとずつがんばる」ことにしました。
- 15分だけ働くのを繰り返す
- 優先順位決めたらその順番の通りにやる
- マルチに仕事しない
- 疲れたらやめる
マルチに仕事しないというのは、AやりながらBやる、みたいなやつのことです。わたしよくこれをやってしまうので、集中してひとつずつ、それも15分だけがんばって無理ならやめる、という方針で臨んでみました。
そうしたら1日で目途つきましたよ。この占いしてから6日経ってますけど、うまいこと事が流れだしています。
「問い」をきちんと整理しておくと、自分を自分で助けていくことができます。(占いなしでも、ですよ(笑)
ちょっとしたコツとして使っていくと思考の時にレイヤーを上げたり下げたりすることが楽になりますしね。
というわけで、「で、どうしたいの?」は大事、という話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。