他人からダイヤもらってくるんじゃなくて、泥に手ェ突っ込んで見つけてきて欲しいと思ってるんですけど、それは何故か。

長いタイトルですけど、占い師としてはそんな風に思っています。
答えが見つからなくて、みなさんは我々占い師に頼ってくださいます。それはありがたいことなのですが、わたしは最後の決め手だけは、ご自分でつかみ取ってほしいと考えています。

他人からダイヤ(=欲しい答え)をもらってくるんじゃなくて、泥の中に手を突っ込んでグチャグチャ探して、ダイヤ(=欲しい答え)を見つけた方が、いいよね、と思ってるんですよ。

なんでそう思ってるのか、なんで泥に手ェ突っ込んだ方がいいのか、という話をします。

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自分で取るか、他人に取ってきてもらうか。見えてるか、見えてないか。

このことに関しては、まず図解を見てもらいたいんです。
以下のマトリックスをご覧ください。

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答えを得たい時に、以下の四つの方向性が考えられると思うのですね。

左側は、自分で答えを選んで選択する方向性。
右側は、占い師なり他人に答えを選んでもらって選択する方向性。

上側は、明らかになってハッキリ分かってから答えを手にする方向性。
下側は、まだよく分からない状態の中、探し出して、答えを手にする方向性。

あくまで、どの方向性も有りなんですよ(笑)!
ただ占い師としての藤井シクロは、なるべく左下がいいんじゃないかな~と思っているという話です。

そこで、なぜ自分で探して取ってくるのがいいのかという話を突き詰めて考えてみました。

理由① 応用力がつくから

泥に手を突っ込むと、自分汚れるじゃないですか。
だからみなさん、自分の手を汚すのを嫌がってらっしゃると思うのです。当然ですね。

でも、わざわざ自分の手を汚すと、ですよ。いいことがあるんです。
経験を積むことができるんですよ。

これどういうことかというと、二回目、三回目と同じようなことがあった時に「あ、これ前にもやったことある。できる」という風になるんですよ。
経験を積んでいるので、同じような出来事が起きたときに、対処するのが簡単になるんです。

例えば、例を挙げてみましょう。

あなたが、ひどい彼氏と別れたいと思っていたとして。彼氏と別れるのと、それでも彼氏と交際を続けるの二択があるとします。
そこで占いをしてもらったところ、どっちもメリット・デメリットあるけども、彼氏と別れた方がややマシな状況になる、と結果出たとしましょう。

ここで、あなたが彼氏と別れたとして、そのことをどうとらえるかです。
 ・「占い師がそう言ったから、言う通りにした」
 ・「占い師の結果を参考にして自分で別れると決めた」

前者であったなら、また似たような男と付き合って、似たようなシチュエーションになった時に、また占い師に頼らないといけなくなります。
でも、後者であったなら、次は占いをしなくても自分で判断できるかもしれません。
何しろ、経験を積んでいるので。

「前回はこうしたから、今回はこうしよう」などなど。
経験により、答えが出やすくなるはずです。確実に。

理由② 軌道修正をしやすい

もう一つの理由は、「やっぱ、やーめた」をやりやすいこと。

自分で手を汚して選択していると、あとになって自分で選んだ選択肢がしっくりこない時とか。やっぱりもう一つ選択肢の方が正解だったとか、そう感じた時に、パッと軌道修正しやすいと思うんですね。

なんでかって、他人に「良い」と言われて受け入れたものって、吟味するのに時間かかるじゃないすか。
良いのか悪いのか、ちゃんと判断するのに時間がかかるわけですよ。
だから捨てるのにも時間がかかる。

自分で決めてれば、「あ、やっぱりこっちの選択やばそうだからやめる」とか決めやすいと思うんですよね。
船頭(=決めてる人)が一人なので、すぐに方向転換できるはずなんですよ。
他人に決めてもらったことは、要するに船頭がもう一人いるみたいなものですから、船頭同士で協議しないとならないですよね。何言ってるか分からないかもしれないですけど(笑)。

結論:よりよい答えをつかむためには、泥の中に手を突っ込んで探しておいた方が、しっくりきやすい。

自分の手を汚して、というと何か誤解されそうですが、
よりよい答えをつかむためには、きちんとご自分のコストを払ってつかんでおいた方がいいと思うという話なのです。

この「コスト」とは何のことを言っているかというと、ご自分が支払うお金だけではなくて、ご自分の労力や時間、行動を起こすなどのことですね。
(手を汚す、って、何か犯罪をしろという意味ではないですよ)

占い師は、判断材料を提供できます。
ただしそれは本当にあくまで判断材料であって「答えそのもの」ではないことが多いのです。

本当の答えがありそうな場所は、全力で提示いたしますので、
その時はぜひ、泥の中の目星を追って、ご自分で探ってダイヤをつかみ取っていただきたいです。

そうして見つけたダイヤ(=答え)は、必ずやあなたの人生の助けになると思います(!)

今日は、そんな話でした。