「質問の方向性が細かすぎる占い」を用意してみました。

おかげ様で対面占いの方では順調に修行を積むことができており、お客様にお渡しするメモも毎回改良を重ねています。そんな中で、メールでお渡しする占いレポートの方も、ちょっと工夫が足りなかったなと思うところがありまして。そんなこんなで、４月に合わせて占いレポートを更新したのでした。

ほとんど全ての相談事項は「現状」と「対策」に集約される

人が他人に何か相談する時って、占いに限らず、現状と対策を知りたい時なんですね。
「今、こういう状況なんだけど、今後どうしたらいいか、どうしたらいいと思う？」と言う文脈で皆さんご相談されるんじゃないでしょうか。

わたしは普段、本業で商店の経営者とお話しする機会が多いので、いろいろ相談ごとをいただくのですけども。そういった占いと関係ない局面でも、そういう論調のご相談がほとんどですね。

まず、わたしの方から「どういった状況なんですか」って聞くじゃないですか。
そうすると皆さん、まず困っていることの状況からお話しされます。そして状況解説が終わったら、今後どうしたらよいかという話に移られます。

つまり「現状」と「対策」です。

もっと深堀りすると、気になるのはこういうこと

ご相談されているみなさんの反応などを見ていると、
みなさん、気になるのは「現状」の中で……

①自分の現状認識は合っているか「自分が見ているものは合っているか」
②自分が困っていると判断していることは正しいか
③自分の見えてない現状認識はないか

……このあたりが気になっていそうです。
さらに、「対策」のところでは、

①自分の“こうしたい”はどんな対策で得られるのか
②問題解決のために必要なことは何か
③自分がどんな戦略で問題解決に向かったらよいか
④具体的にどう行動したらよいか

……あたりが気になられるのかな～、と思うのです。

でも「現状分析」のみで片手落ちになることがある

自分は占い師として、いくどか対面で占わせていただいているうちに、この「現状分析」に終始してしまうことがあることに気付いたのです。
お客様がそれを求めていた、ということもあるのですけども（後述）

「あなたの状況はこうですよ、こうなんですよ～」
で、対策が明確になる場合もありますけども、つい「現状分析」に終わってしまい、「対策は推して知るべし」になってしまうことがあるのです。

それで、これはイカンなと思ったわけなのです。

自分が勉強のために、他の占い師さんに占ってもらったりした時に「なんか嬉しいこと言われたけど、質問の答えは？？？」になった時もあります。
「金運が超イイですよ！」って言われて嬉しいっすけど、具体的にお金を得るにはどうしたらいいのかな？みたいなね。

世の中には「占いをなんのために使うか」でいうと2種類の人がいる

師匠のにしけい先生の言葉ではありますが、
・占いを固定化のために使う人
・占いを次へ進むために使う人
の2種類がいるそうで。

固定化のために使う人っていうのは、「これでいいんだ」「これがいいんだ」と自分が思い込むために占いを使うっていう意味ですね。
ご安心ください。世の中の大半の方がそうなので、悪いことではないです（笑）

悪いことではないのですが、ほどほどにしておかないと抜け出せなくなるよ、というものでもあります。お菓子が大好きなのは悪いことじゃないですけど、お菓子を食べ過ぎると太ったり病気になったり弊害が出てくるじゃないですか。そういうことですね。ほどほどにしておかないとハマるってしまうということです。
固定化すると、他のことしなくて済むので楽なので。人間そう行動しがちなんですね。