今日は、悩んでループした時どうしたらいいかという話です。
よく「紙に書き出してみたらいい」って言うじゃないですか。それが有効なのは、なんでなのか、という話をします。
そんなわけで、今日はこのツイートの解説です
悩みがループするのは、その悩みが「浮いて」いるから
ああでもない、こうでもない。ああかもしれない、こうかもしれない……。
誰しも、延々と同じことで悩んでしまう時間があると思うんですね。ポジティヴ人間のわたしですら、そういう時あります(笑)。
さっき考えてたこと、また考えてしまう。手が止まる。ボーっとしてしまう……。
なんで同じことまた考えてしまうのか冷静に考えてみると、それは、その悩みが落ち着いてないから、なんですよね。居場所がないからなんです。
悩んでもすぐに解決することではないので「悩み」になるわけで。
悩みがループしてしまうのは、悩みが特定の場所にいるわけではなくて、その辺りに漂っている状態─。
つまり、悩みが浮いてる状態なんです。
で、あるならば、捕まえて括り付けてしまおう
悩みがふわふわ漂ってるから、なんども目の前にチラついてしまうんです。そうじゃないですか?
風に吹かれた風船が、どういうわけか目の前に何度も現れるようなものです。
うっとおしいですよね。
では、どうしましょうか…?
捕まえて、どこかに結び付けてしまえばいいんじゃないですか(笑)?
やってみましょう。……どうやって?
紙に書き出すんですよ。
なんでもいいから紙に書き出す。それで悩みを、まず自分から離していく
真っ白い紙を用意します。
悩んでいることをとにかく書いてみましょう。
書き方なんかメチャクチャでいいんです。とにかく紙に書いていくことが大事です。
そうすることによって、まず「自分が悩んでいる」と認識できますし、
どういう悩みがあるか、というのを文字で視認することができるようになります。
頭に浮かんでいた悩みとはゼロ距離だったと思うのですが、
紙に書き出したことで、悩みと距離が出来たはずです。
紙に書き出したことで、不思議と、悩みをちょっと客観的に見るようにできるようになりませんでしたか?
紙に書き出すことは「火」の要素
ここで占いの話にいきます。
東洋系の占術では、すごいざっくり言うと、水は陰で、火は陽なんですね。
燃え上がる火は明るいですよね。だから「明らかにする」とか「明確になる」とか「分かってくる」という意味があります。易で言うと「離」ですね。
「離」は、別離の離です。離れるという意味です。分けて離すと明確になるわけなんですよね。
区別して分ける、ので。
つまり、紙に書きだすことで自分から離す→悩みを客観的にみられるようになる→明確になる、というわけなのです。
だから、ぐるぐる悩んでいるのであれば、紙に書きだしてみると、悩みが自分から離れて落ち着いていく、というのはそういうわけなのです。
ただ悩むんでなく、悩みを「考える」に変えていこう
悩みの書き方は、様々な人が「こうするといいよ」とノート術を披露しているので、気に入ったノート術・自分に合いそうな書き方を採用していけばいいと思うのですけども、
どうやったらいいか、ぜんっぜん分からないという方は、まず以下の方法を試してみてください。簡単なので。
①悩みを文字で書く。とりあえず頭に思い浮かんだそのまま書きつける。
書いてみたら、その文字の塊を○で囲ったりしておきましょう。
②その悩みの○の横に、「それで自分はどうしたいか」を書いてみましょう。
……そんなことは書かなくても分かってる? いやいや思ってるだけじゃダメなんです(笑)自分がどうしたいのかを言語化して、そこに書いてみましょう。
③自分がどうしたいかを書いたら、そこから矢印を引っ張って、どうしたらそれが達成できるか書いてみましょう。
ひとまず、可能かどうかとか、手間とか、善悪は関係ないです。とにかくフラットに事象を観察して、自分の「こうしたい」がどういう状況になったら実現するか考えて書きつけてみます。複数の案を考えるのがもちろんベターです。書きつけてみた一つ一つの案が「達成条件」となるはずです。
④最後に、いくつかの達成条件をどうしたら実現できるか考えて書きつけます。
この時の判断のコツは、白黒つけずになるべくグレーに考えることです。例えば、「この達成条件は、お金がぜんぜん足りないから無理」と考えるのではなくて、「100%は無理だけど、今あるお金で30%ぐらいは達成できるな」とか。どれぐらいイケそうか考えてみます。
ひとつずつ、丁寧にそんな風に考えていくと、たぶん、あなたのお悩みは違う次元になるはずです。
例えば「なんか××のことで悩んでたけど、冷静になってみたら○○すればいいだけじゃん」とかです。
というわけで、ちょっとしたライフハックみたいなものでしたが、
わたしがたまにやるノート術(?)なので、もしよかったらご活用ください。
で、最後に……
いやいやそれでも紙に書きつけるのが嫌だ、面倒くさい! というあなた(笑)。
それはですね、たぶんあなたは「悩むのが好き」なのかもしれませんよ。
または「悩んでぐるぐるしたくて、悩んでいる」のかも。
つまり悩みたくて悩んでいる可能性があることを、自覚するとよいと思います。
「自分って、もしかして、この悩みが好きなの?」
と聞いてみてください。
あっ、てなると思います。あっ、ヤバっ、て(笑)。
以上、悩んだらノートに書きだすといいという話の裏側、でした。