新年早々にお寺に行きましたら、家族がおみくじを引いてたんですけど、珍しく凶が出て、その家族がショックを受けていたので慰めたんですよ。でも「凶」ってなんなんだと思います? やみくもに「あー嫌だ!」って言っても、実は何がどう嫌なんでしょうか、凶って。今日は突っ込んで考えてみたいと思います。
ちょっと考えてみた。「凶」とは
まず「凶」がどういう状態なのかって言うのを箇条書きにしてみようかと思います。
・悪いことが起きる
・悪いことがたくさん起きる
・すごく嫌なことが起こる
・良いことが起こることが少ない
・自分が期待したことが起こりにくい
大体こんな感じじゃないかと思います。
で、話がとっちらかっちゃうんですけど、ここであえて横道にそれます。
上記の箇条書きは、私が書いてみたものであって、一例に過ぎません。
皆さんも、こういう時はぜひ箇条書きをして「凶」って何なんだろうと、考えてみてみもらえたらと思います。
そもそも1番いけないのは、「凶」というものを、何かモヤモヤしたわけのわからない塊のようにしか考えず、なんかとにかく嫌なもののまま放っておくことなのです。それ、精神衛生上良くないと思うんですよね。
とにかくやだなあと思ったら、分析することが大事です。
嫌なものに対してモヤモヤと考えたままで、敵の姿が判別してなかったら、対処法もわからないし、それこそ嫌な気分がずっと続いちゃうことになるじゃないですか。
だから、まず箇条書きしてみましょう(!)
と言う話でした。
ツケの払い時?
話を戻します。
で、「凶」とはだいたいそんな風な状況のことを指すのかなと思ったわけですが、
でも考えてみたら、そもそも人間の人生、毎日いいことが起きまくるわけじゃないですし。
もし、特定の時にいいことがたくさん起こるんであれば、特定の時に悪いことがたくさん起こることもあるわけですよね。
て、考えたら、凶は避けれるものでもないし、いつか来るものとして生活の中に織り込んでおかないといけないものなのだと捉えることができます。
つまり、これって「ツケの払い時」なのではないでしょうか?
払わずに溜めていた支払いを、支払う時といいますか。ツケを支払う時が「凶」なのでは、ということです。
仕方ないですよね。
溜まってたんだったら、払うしかないんですもん。
でも支払えば終わりますし、溜まってる分がなくなるので気持ち楽になりますよね。
ここで急に占い師っぽいこと言うと(笑)、
支払って空っぽになるから、そこに入ってくるんですよ。新しいものが。
出さなきゃいけないもんを出しとけば、また入ってくるんです。
(ここで、入ってくる新しいものが「良いモノ」とは限らないので、見極めが必要ですけどね……)
ツケを支払う=「凶」を体験することは、決して無駄な行動ではないってことです。
「凶」の時にはどう振る舞う?
というところで、
「ツケの払い時」であれば、もう覚悟をキメるしかないので、それはいいとして、
じゃあ実際に「凶」の時にどうふるまうべきかという話ですね。
・悪いことが起きる
・自分が期待したことが起こりにくい
単純に、自分から何か物事を起こそうとしたときに、うまい結果が出ないってことだと思うんでしょうね。
自分からやる事はうまくいかない。自分から出すアウトプットがうまくいかないと言う事は、インプットをやっていけばいいですよね。
一般的な占いの本とかに書いてあるのは、何か悪い時は、学習をすると良いとか、要するに、インプット学習、自分から何かをするんではなく、何かを吸収したりするような活動が良いと言われてます。
さっきの、「出しておけば、また新しいのが入ってくる」に通じる部分ありますね。
嬉しいことに、目を向けるとき、かも?
あと、もう一つ。
・良いことが起こることが少ない
これも、考えてみたら興味深いことだと思いませんか(笑)?
だって良いことが少ないと言う事は、その分「良いこと」の希少価値が上がるわけで。良いことが起こったときの嬉しさが上がるってことでしょ。ちょっと嬉しい事がすごく嬉しいことになるわけです。
宝くじで3,000円当たったことが、まるで10,000円当たったかのように嬉しかったりとかするはずなんですよ。理論上、嬉しさが増幅されるんです。
なんかそれって面白い状況だと思いません?
嬉しい事に対する感度が上がる、んですね。
前も記事に書きましたけど、嫌なことばっかりに目を向けていると、嬉しいことに気がつきにくくなるってところはあると思うんですけど、でもこうして論理的に考えてみると、嬉しさが少ないと言う事は、それだけ嬉しさが目立って、嬉しさパワーが増幅されるってことなんですよ。
だから、まとめです。
おみくじで凶引いた場合は、特に嬉しいこと、楽しい事に目を向けるとすごく幸せな気分になれると思うんですよね。
身近な幸せに気付く─。むしろそのために「凶」はあるのかもしれません。
とそんなこと思った年初でした。
おしまい。