こういうプレゼントが一番嬉しいんだよねって話

ここ1ヶ月また更新してなかったんですけど、例の流行りのやつに罹患してたんですよね。息子がもらってきて、夫からわたしへと核家族を巡っていきましたよ、例のウイルスは(笑)。

わりとまともに症状が出て。でもイベントごとの仕事もあったりで、寝てもいられなくて。けっこう大変だったんですけども、いいこともありました。
息子が気を使ってくれたんですね。今日は、寝込んでたときに息子がくれたプレゼントの話です。

Twitterでちょっと呟いたように、そういうことがありました。
その時はまだ息子がウイルスの起点と分かってなかったんで「こっちの部屋入ってきちゃダメだよ」って言って、わたしは寝てたんですけども。
塾から帰ってきた息子がこそっと部屋に入ってくるんすよ。「あっ、こら、ダメだよ」って言ったら、無言でコンビニ袋を足元に置いて去っていくわけです。

「???」って起き上がって袋の中見てみたら、たまごぱん入ってたんです。これ↓↓

まさに小動物の恩返しムーブですよ。
おれが大好きなごちそうだから、お前にもやる」みたいな(笑)

喉の痛みと熱で寝てるから、ジュースとかゼリーとかにするんじゃなくて。
あくまで「おれが思うごちそう」をお母さんに振る舞う、という発想なところがかわいいし嬉しくて。

なんというか、心がこもってるなと思ったんですよ。

なんでたまごぱんにしたの? ってあとで聞いてみたら、「お母さんが好きそうかなと思ったから」って言ってました。実は少し前にこの、たまごぱんを買ってきて、二人で食べたんですよね。これ美味しいねとか言いながら。
彼はそれを覚えていて、わざわざこのたまごぱんを探したわけです。
そのことも、品物のチョイスで分かったので、とても嬉しかったのです。

おれが好きなものだから、いいものだ

おれが好きだからいいものだ、という発想で贈り物をすることは、ある意味では傲慢さの表れでもあり。彼がまだ子供だから「かわいいね」で許されることなのかもしれません。
けど、わたしは個人的に「おれが好きなものだから、お前にこれやる」という発想で、贈り物をもらうの嫌いじゃないです。

今回の場合、息子から「いいものをお母さんにあげよう」という真心をもらったんですよね。かけがいのないものです。

大人になると意外にこの「自分がいいものだと思うから人にプレゼントする」っていう発想をしない人が増えてくるんですけど(とくに男の人に多いかな…)
プレゼントは気持ちも贈り/贈られるものであり、「おれが思ういいもの」には、真心がこもっていることもあり。物の良し悪しじゃなくて、こもってる心の良し悪しの方が大きいかもなあと、
熱にうなされながら、そんなことを思ったのでした。

オチないですが、まあ、とにかく人生で一番喉が痛かったです。カロナール万歳。