今日はわたしが中学生の息子によくしている話を少ししようと思います。わたしの持論なんですけども、けっこう、日本社会で“うまくやっている”人や、脳科学の学者さんなんかも似たようなことを本で書いてたりするので、それなりに当たらずとも遠からずなのでは? と思っていい気になっています(笑)。
「自分は運が悪い」と思っている人が見ている世界
今日の話は簡単に図解します。息子にもそうやって話しているので。
日常生活で悪いことと良いことが半々起こっている状態を仮定してみますと、「運が悪いと思っている人」はこのように考えていると思います。実は良いことも起こっているんですが、悪いことの方を大きくとらえてしまうんですね。
一説によると、人間は本来肉体的には弱い生き物ですから、危機を感じやすくするために、こういうものの見方をする方が多いらしいです。悲観的な人の方が生き残りやすいからですね。
だから、悲観的なことは悪いことではないです。
ただ、現代ではちょっと生きにくさにつながりやすいかな、という話なんです。
じゃあ「運が良いと思っている人」は、自分の運のよさをどう感じているのか
世の中にたくさんいらっしゃる、危機を避けやすい方には思いもよらないかもしれませんが(笑)、現代で幸せそうに生きて「自分は運がいいなあ」とポジティブに生きている人はどうしているのかというと以下の図です。
「え?」と思うかもしれません。悪いこと良いこと半々で状況同じじゃないすか。
でも捉え方が違うんですね。
わたしはこっち側なのでよく分かるんですけども(笑)、
別に無理してポジティブしてるわけじゃないんです。単に、悪いことについてわざわざ言及しないというか、まあそういうことも起こるよね、という認識なんですよね。
要するに「悪いことも起こって当たり前なので、いちいち気にならない」んです。
悪いこと起こっても当然なので、いいことが起こると「うわぁ、今日いいことあったあ‼︎」って嬉しくなるし、わたしって運がいいわあ〜って思うんですよ。
つまり並べてみると、違いはこういう感じで
同じもの見てるのに感じ方が違うというやつで、
もっと進むとこういう状況↑↑もあり得てしまうわけです。
ここで衝撃の事実を
つまり何を言いたいかというと、
運の良い人は、実際に運が良いわけではない(!)という衝撃の事実を知ってもらいたかったんですよ(笑)
いやこれ、マジですよ。
運が良い人は、悪いこと、嫌なことがあってもわざわざ言わないんです。だから他人から見ると、その人の世界には嫌なことが存在していないように見えるけど、そんなことないんですよ(!)
ちゃんと存在してるけど「まあ、なんかこんなこともあったけど、まあしょうがないよね」で流してるんですよね。
悪いことが起きて、自分の人生に存在してしまうことを諦めているともいえますね。
運が良い人は別の世界に住んでいる、と思ってらしたかもしれませんが、実は地続きの世界に住んでたんですよ、彼らは(!)
あなた様のすぐ隣りにも生息してるんですよ、運が良い人。
同じ世界に住んで、同じ空気吸ってるんですよ、運が良い人。
というような話も学者さんも語っていた
運・不運というのは、だれの身にも公平に起きていて、その運をどう生かすかを少なくとも人は主体的にかかわっていける、というのが私の考えです。
まず、運・不運がだれの身にも公平に起きている、ということを考えてみましょう。
科学がつきとめた「運のよい人」
数学の理論に、ランダムウォークモデルと呼ばれるものがあります。
たとえばコインを投げたときに、表が出たらプラス1進み、裏が出たらマイナス1進む、と決めておきます。実際にコインを1万回投げ、その結果を座標軸に落とし込む、ということをします。すると、結果が完全にゼロのところに落ち着く、ということは実はほとんど起きない。およそプラスのほうに200〜300、マイナスのほうに200〜300くらいの結果になることが多いのです。また、1万回すべてがプラス、あるいはマイナスということもめったに起きません。
運もこれと同じようなものです。自分の過去は不運続きだった、あるいは好運続きだった、と感じている人もいると思いますが、それはこのランダムウォークモデルがひとつの要因になっているでしょう。人の一生にはおおよそ半々の運・不運があるように考える人も多いかもしれませんが、ランダムウォークを仮定すると、人の人生という限られた期間における目の出方はある程度はどちらかに偏ってしまいます。しかし、圧倒的にマイナスだとか、圧倒的にプラスだという人も、存在しないといってもいいくらい、滅多にいるものではありません。
脳科学者の中野信子さんもこのようなこと言ってました。
(科学がつきとめた「運のよい人」より)
同じ世界に住んでるんだから、すぐ引っ越せますよ
なので「自分は運が悪い」と思っている方にお贈りしたい言葉として、以下を挙げて今日はおしまいにしたいと思います。
同じ世界に住んでるんだから、ちょっと心の持ちようを変えるだけで、すぐ引っ越せますよ(笑)。
①運が良いとか悪いとかは主観的な判断で決まる。運が良い人に良いことがたくさん起こってるわけでは決してない。
②運が良い人が得意なのは、「良かったこと」を見つけること(あなた様が、不快なことや嫌だったことを見つけるのが得意なように、運が良い人は良かったこと幸せなことをわざわざ探してきて、自分のご機嫌をとるのが上手いだけなのです)それはただの技術なので、きちんと「良かったこと見つける」練習をすれば上達します。
他にも思いついたことあったら、また書こうと思いますけど、今日はこんなところで
自信満々でこんなことを書くのは、わたし自身が図の右側の「今日もいいことあった〜」って喜んでる人だからです。
わたし毎日「ウケる日記」つけてるんですよ。毎日、面白かったことウケたことを「今日〜〜ってことあったけど、ウケた」って一言ずつスマホに打ち込んでるんです。慣れてくると、嫌なこと、苦しんだことも「今日××にこれこれひどいこと言われたけど、なんか⚪︎⚪︎みたいに聞こえてウケた」っていうようなウケた文法に落とし込めるようになります。
こうなったら人生ぜんぜん楽しいですよ。
こういうのは人生楽しくやるスキルの1つだと思うので、ぜひぜひみなさんも取り入れてみては、と思います。
おしまい。